大好きな作者の本
柚月裕子は、僕に好きな作者の一人。
最初に読んだのが『慈雨』。
そこからハマりまくっています。
「孤狼の血」シリーズ、『パレートの誤算』、『ウツボカズラの甘い息』
など、どれも夢中で読んだ。
今回選んだ本は、この作者だから選んで読んでみたけど、
やっぱり当たりだった^-^
自分の軸とはなにか・・・
今回のお話しは医療に関するお話。
僕がこの作者を好きなのは、
主人公の人間ドラマがすごく感情移入できるところ。
今回も作品も、主人公は信じるものと追求していくが
どこかで歪みが生じる。
そこで、何を本当に求めないといけないのか
それに迷い、葛藤していく姿がとても面白かった。
絶対は無い
何においても「絶対」はない。
それを肯定できるか、否定するかは、
どれだけそれにすがっているかなのではないかと思う。
何においても絶対は無い。
だからこそ、手放しすこともでき、また追求することもできると思う。
印象に残った言葉の引用
前後の内容が無くても分かるように少し変え、
とても印象に残った言葉の引用を自分のために残します。
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自分の意志を述べずに、相手に答えを委ねるのは、自分が責任を負いたくないからに過ぎない。
さまざまな決断をする中で、孤独と闘い、時に誰かの助けられながら、自分で道を決めてきた。
自分で道を選んだ者は、結果が自分の望んだものと違っていたとしても、後悔することなく、
自分の人生を受け入れた。逆に人に決定を委ねた者は、何事においても不満を抱く。
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生きていれば誰だって、あの時ああしていれば、とか、こうしていれば、という悔いを抱くことはある。
でもそれは結果論だ。みんなその時に必死に考え、悩み、出来得る限りのことをした。その決断を、誰も
責めることはできない。本人であっても。
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